外陰部の痒み

※治療においては手足やお腹、頭などを治療の対象とします。直接症状とは関係のない部分を治療します。患部を見せる必要はありません。

※問診時に症状を直接聞くことはありません。もしものときは女スッタフがお聞きします。

人には言えないかもしれない。でも確実に治したいあなたに伝えたいことがあります。

こんな症状でお悩みの方、お越しください。

いくつも病院を転々としてるけど全然治らない・・・

性交痛があり、夫婦生活が難しくなってきた・・・

体調が悪くなると痒くなってどうにも治まらない・・・

外陰部の痒みとは

 外陰部の痒みと聞くと性病を思い浮かべてしまう人も多いと思います。しかし、女性は身体の作り上、様々な要因で外陰部の痒みが発生しやすいといえます。

 要因は大きく「感染性」と「非感染性」の2つに分類できます。それぞれについて簡単に紹介します。

感染性

 感染性の病気として有名なのは「カンジダ症」や「白癬症」といったものがあります。これらはいわゆるカビによる感染症です。女性は構造上外陰部が皮膚と粘膜の境目になっており、また蒸れやすいため、多少の菌からでもカビが発生しやすいのです。それが、外陰部から中に入るために痒みなどの症状が現れます。またこれらは、性行為の有無に関係なく発症します。

 症状としては、むずがゆい感じがして、おりものにぽろぽろ白いものが付着するようになります。また、湿疹が出たり皮膚が赤くなったりもします。

 その他には、性行為による感染症による痒みがあります。「トリコモナス膣炎」、「ヘルペス感染症」、「毛じらみ症」などが有名です。

 こちらも症状はむずがゆい感じが出るのですが、激しいかゆみや痛みを伴うことも少なくありません。おりものに変化はありませんが、外陰部に目で見てわかる異常が現れる事が多いです。

非感染性

 あまり知られている事ではありませんが、糖尿病や神経症、接触皮膚炎といった全身的な疾患が原因でも痒みが生じることも多いです。

東洋医学ではどう考えて治療するの?

 東洋医学では、男性女性に関わらず陰部には肝経という肝臓の経絡が通っていることを重視します。この経絡の異常が中心で病気を起こしているのが主たる原因です。陰部を通る経絡には脾経と胃経という胃腸の経絡がそれぞれ通っていますので脾胃の影響も受けます。


 肝の経絡の異常というのは肝臓の異常を現しています。東洋医学では肝臓というのは2つの大きな機能を持っていると考えており、それは@血を蔵している。A感情を司っている。というものです。@は筋肉や子宮・目など特に血液を多く必要としているところに大きな影響を与えるということで、また逆に大きな影響を受けるということでもあります。


例えば、もともとストレスでイライラしやすく、肝の臓に負担がかかりやすい方が、激辛のものの過食がある程度続いた時に、胃腸に湿熱がこもりやすくなり、肝と胃腸の経絡が流れる外陰部に湿熱を排泄しようとしてオリモノになるという機序です。

逆にもともと過食傾向で、脂濃いものや肉食が頻繁な方で脾胃に負担がかかって湿熱を蓄積していたが、あまりストレスらしいものを感じていなかったので発症しなかったんだけれども、転勤や進級、環境が大きく変わりストレスを多大に感じて、肝経の滞りから熱が生じてもともとあった湿熱をパワーアップしてしまい肝経と脾胃の経絡にある外陰部からオリモノとして排泄するという形も良くあるパターンです。                           

 感染性の病気というものは、誰でもかかるというわけではなく、こういった素質を持った人は繰り返しかかりやすくなっています。逆に言えば、その体質を肝経と脾胃の臓を調整することによって治っていきます。

 病院での薬では治らない典型的な症状です。

どうやって治療するの?

 当院は、鍼灸専門治療院です。その他の手技や整体・マッサージなどは行わず鍼と灸だけで治療して行きます。

鍼って痛いんですよね・・・怖いです・・・

 鍼は一般の鍼灸院で用いる鍼管を全く用いないのでチクリともせず、患部に非常にソフトに刺入することを可能にしました。これにより、3〜5歳くらいの痛みに敏感なお子様でも安心して鍼を受けることができます。

 鍼管を使うと、「チクチクして不快な感じがする」と鍼の苦手な方は敬遠されることが多く、また、鍼と皮膚の接触の微妙ななじませ合いが出来ずに治療もうまくいかない最大の原因が生じるので当院では開業時から使用していません。

 なお、当院ではすべてディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。

たくさん鍼を打たれるんじゃないかと不安です・・・

 一般の鍼灸院では、確かにやたらと鍼をうちますね。全身療法だと言って身体全身に打つことを良かれとしていますが、

 当院では全く異なる考えで治療をしていますので、鍼は基本1か所です。多くて2か所。急性の病や熱発していて身体が元気な場合には、その場合だけ5〜6か所に治療する場合もあります。

お灸は熱そうだし痕になりそうで・・・

 灸は、一般の治療院では灸点紙というものや、温灸を使って治療するところが多いのですが、治療効果はやはり直接施灸する場合にかなり劣ります。

 それでも良ければ、温灸による施灸も選択肢としてありますが、ご自分で施灸する場合にはお勧めしますが、当院での治療は基本的に直接灸です。

 ただし、米粒の半分の大きさでチクっとするくらいの刺激です。一瞬で終わりますので安心です。痕がやや残ることはありますのですが、ほとんど足か腰部の目立たないところなのです。

 温灸か直接灸かは相談の上となります。

治療費(消費税別)

 初診時には初診料4,000円が別途かかります。 

 高校生以上  6,000円

 乳幼児    3,000円