切迫流産・早産
母体の胎内環境を整えること、それが緊急の状態であっても当院では対処が可能です。
こんな症状でお悩みの方、お越しください。
不正出血が続いている・・・ | |
予定日までだいぶあるのに破水してしまった・・・ |
|
頻繁にお腹が張ってくる・・・ |
切迫流産・早産とは
どちらも良く耳にする症状です。そして、その「流産」、「早産」という言葉から、無意識に恐怖を感じてしまう方も多いと思います。まずは、この2つの症状についてしっかり整理してみましょう。
切迫流産
妊娠22週までに子宮から出血がある状態を切迫流産といいます。「切迫」、「流産」という2つの言葉から、流産が切迫している状態ととらえがちですが、必ずしもそうではありません。
症状としては、子宮からの出血やお腹の張りです。少量の出血が断続的にみられることが多く、出血量が多い程流産になる可能性が高くなります。
超音波による検査が発達していなかったころは、このような症状が流産が切迫していると考え、そのような意味で使われていました。しかし、現代では経膣プローブのような超音波検査で胎内の赤ちゃんの様子を見る事ができるため、本当に切迫しているのかどうかが判断できます。検査により心拍が確認されれば、よほどの出血量でない限りは、流産となることは少ないようです。
原因としては、子宮内で胎嚢という胎芽(赤ちゃん)が入る袋が成長する際に、子宮内粘膜を侵食するために出る微小な出血であることがほとんどです。そのため、安静にしていれば、症状は治ることがほとんどです。
切迫早産
日本産科婦人科学会によると「妊娠22週以降37週未満に下腹痛(10分に1回以上の陣痛)、性器出血、破水などの症状に加えて、外測陣痛計で規則的な子宮収縮があり、内診では、子宮口開大、子宮頸管の展退などが認められ、早産の危険性が高いと考えられる状態」とされており、まだ分娩の時期ではないのに出産時のような症状が現れる事を切迫早産というようです。
症状としては、出産時のような症状となりますので、陣痛(定期的な子宮収縮)、性器出血、子宮頸管が短くなる、子宮口が開く、破水などで、これらの症状がいくつも重なれば重なるほど、早産になる可能性が高くなります。
原因としては、双子であったり妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、子宮筋腫などの合併症や感染症が考えられ、何かしらの兆候があった際は、すぐにかかりつけの産婦人科にかかられることをお勧めします。
東洋医学ではどう考えて治療するの?
東洋医学では、妊娠は母体にとって自然の血と考えます。生命が宿るのが8週目以降と考えられ、その際にはエネルギーが爆発的に高まるのでつわりなどエネルギーを吐きだしたい症状が出るのです。
生命が宿って胎児は血という肉の塊から一個の完結した生命体となります。母体の子宮には人間の生命の根源たるエネルギーが埋蔵されています。
そのエネルギーは滋養に富み、胎児が居心地が良い状態を作り出すのに適しています。
ただ、胎児が小さな時はそんなに影響がないのですが、育ってきて胎内にいっぱいの成熟期には、母体の精神環境がイライラや不安定な状態に変わると身体の陰陽バランスは一気に熱に偏り、容易に出血を起こし易くなります。熱が血管を容易に出血に導くからです。
切迫流産及び早産の治療は、陰陽バランスをうまくとりつつ、この熱を冷ます治療を経絡からピンポイントで行います。
初めての妊娠中はさまざまな症状に不安を覚えますが、鍼灸治療は安心を提供してくれる治療です。二人目のお子さんの方は、一人目の時よりも気を使うことが多くなりますので、特に疲労が嵩みます。
そういう疲れを取るためにも、いろいろな不安をカバーできる当院の鍼灸治療を受けられてみてはいかがでしょうか?
どうやって治療するの?
当院は、鍼灸専門治療院です。その他の手技や整体・マッサージなどは行わず鍼と灸だけで治療して行きます。
鍼って痛いんですよね・・・怖いです・・・
鍼は一般の鍼灸院で用いる鍼管を全く用いないのでチクリともせず、患部に非常にソフトに刺入することを可能にしました。これにより、3〜5歳くらいの痛みに敏感なお子様でも安心して鍼を受けることができます。
鍼管を使うと、「チクチクして不快な感じがする」と鍼の苦手な方は敬遠されることが多く、また、鍼と皮膚の接触の微妙ななじませ合いが出来ずに治療もうまくいかない最大の原因が生じるので当院では開業時から使用していません。
なお、当院ではすべてディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。
たくさん鍼を打たれるんじゃないかと不安です・・・
一般の鍼灸院では、確かにやたらと鍼をうちますね。全身療法だと言って身体全身に打つことを良かれとしていますが、
当院では全く異なる考えで治療をしていますので、鍼は基本1か所です。多くて2か所。急性の病や熱発していて身体が元気な場合には、その場合だけ5〜6か所に治療する場合もあります。
お灸は熱そうだし痕になりそうで・・・
灸は、一般の治療院では灸点紙というものや、温灸を使って治療するところが多いのですが、治療効果はやはり直接施灸する場合にかなり劣ります。
それでも良ければ、温灸による施灸も選択肢としてありますが、ご自分で施灸する場合にはお勧めしますが、当院での治療は基本的に直接灸です。
ただし、米粒の半分の大きさでチクっとするくらいの刺激です。一瞬で終わりますので安心です。痕がやや残ることはありますのですが、ほとんど足か腰部の目立たないところなのです。
温灸か直接灸かは相談の上となります。
治療費(消費税別)
初診時には初診料4,000円が別途かかります。
高校生以上 6,000円
乳幼児 3,000円