アレルギー性気管支炎、喘息(発作時は空気を吸っても入らない)の症例

患者

女性 40歳 既婚 事務職

主訴

アレルギー性気管支炎、喘息(発作時は空気を吸っても入らない)

病歴

7年前咳が出始める。2年前きつい喘息発作が起こり、息を吸う事が難しかった。病院にて服薬後、一週間で治まる。現在、空気の悪い所で息を吸うと咳が出て喘鳴があり、薬により治まる。痰があるが出せない。春に悪化する。走ると咳がでる。風邪を引くと悪化する。

診断

ストレスや仕事の忙しさにより、気の巡りを悪くし、呼吸器を司る肺の臓を弱らせ症状がでたと診断した。

治療

気の停滞を失くし、肺の臓を活性化させる。1回の治療で1〜5個の少数のツボ(百会、外関、内関、列欠)を適宜選び刺針した。

経過

2診目9月1日 週に一回のボイスとレーニングで、息を深く吸えるようになった。
走ったら咳が出ていたのに出なかった。
    
5診目9月8日 咳が随分まし

現在の状態

風邪を引くと少し悪化することがあったが、風邪の治療も兼ねているので治療後治まり現在(3ヵ月後)では主訴の喘息はほとんどない。


院長からのコメント

喘息は本当につらい症状です。ストレスが咳や切れにくい痰に影響していることがこの方の大きな原因でしたが、当院の鍼灸はそれらによる深い熱をすっきり解消し、現在では完治にいたっております。

お仕事をがんばってされているのとのこと、嬉しい限りです。