不妊症の症例

初診日 平成24年9月6日
患者 女性 33歳 151cm 小柄 既婚 主婦
主訴 不妊症
病歴

中学生の頃から生理不順があり、生理があると眠気がでることがあった。大学卒業後に仕事のストレスにより生理不順が悪化、肩こりも感じるようになる。第1子は自然分娩するも、第2子は育児ストレスのためか自然妊娠できず、不妊治療のために来院する。

診断

問診や舌、脈、腹、手足や背中のツボの状態を診て総合的に診断して、元々几帳面な性格でいろいろなストレスがかかり、気が鬱滞して衝任脈という妊娠の際に必要な経絡を滞らせてしまったために妊娠の機会を逸してしまっていた。

治療

1回の治療で1〜3個の少数穴(三陰交、後谿、照海、百会、曲泉、神道、太衝、京骨、霊台、血海、臨泣、下など)を適宣選び刺針、灸する。

経過

2診目 9月10日 肩こりマシになる。右腰の張りが出てくる。

3診目 9月13日 腰はマシになる。右肩のコリがある。生理がくるようになる。

4診目 9月17日 右肩のコリがマシになる。右腰の痛みが出る。

8診目 10月18日 右脇〜右腰に張りがある。左腰に痛みが出る。

12診目 11月 22日 婦人科で妊娠が判明

15診目 12月10日 つわりがある(むかむかする)。口が渇く。鼻水がでる。

16診目 12月19日 副鼻腔炎になる。痰が出る。

17診目 12月27日 副鼻腔炎が治る。痰が出なくなる。咳が出る。

18診目 1月9日  咳が治まる。

23診目 4月26日 右殿部のつけねが痛む(動いているときや夜になるときつくなる)。肩こりが出てくる。

24診目 5月9日 両殿部〜太ももの内側の痛みが出る(動いているとき)。

25診目 5月10日 立っているのがつらくなる。

のどの痛みが出る。

26診目 5月16日 左膝の裏が何度も夜中につる。胎児が逆子になっている。

27診目 5月24日 胎児が正常位になる。右太もものつけねの痛みがマシになる。

28診目 6月5日 股関節の痛みが夜になると強くなる。

30診目 7月4日 太もものつけねが歩いてて痛くなる。

31診目 7月18日 左右太ももの内側が張る。

出産・・・無事出産

出産後も治療継続中

現在の状態

8月5日 出産後は母子ともに健康。