小児(夜中にぐずり、身体が緊張しやすい)の症例

初診日 平成19年12月26日
患者 男性 1歳 65cm 8.5kg
主訴 夜中にぐずる 体が緊張しやすい(ゆるまない)
病歴 仰向けで眠れない 夜泣きはないが、ぐずる事が多い。授乳で落ち着く。母親も同じだったそうで、立つ姿勢が好きで、丸まるのが苦手
診断

生後間も無いと、体の全ての機能が未発達なので、陳新代謝がうまくいかず、「気」も停滞しやすい。幼児も大人と同様ストレスを受けるので、「気」がさらに停滞し、体の内部に籠もるようになる。籠もったままでいると、幼児特有の、かんむし、夜泣きの症状が出やすい。

治療 「気」の停滞を失くし、排泄を促す事で内部に籠もらないように治療する。1回の治療で1〜5個の少数のツボ(内間、百会、筋縮、行間など)を適宜選び、刺す事無く、触れるだけの針で治療する。(痛みを感じることなく、「気」の動きやすい子供に有効)
経過

2診目12月27日 顔色良くなる ガスとゲップがよく出る 楽しそう 夜丸くなりながらでも寝る 大便はまだ出ていない
6診目1月14日 機嫌が良い 朝に自然に大便が出るようになる 6時間連続で眠る
13診目2月8日 夜7時間、朝、昼1時間の睡眠 大便大量にでている 体もゆるむ

現在の状態 初診時の症状は13診程でほぼ消失し、風邪などの体調管理の為、現在も治療を続けている。