2022/05/17

心臓疾患最新情報



減塩しても降圧効果の少ない人は腸内細菌叢が特異的

 

高血圧の発症に影響する重要な環境因子の一つは塩分の摂取である。

 

一方、腸内細菌が全身の健康状態に影響を及ぼすことが注目されている。

 

そこで本研究では、高血圧患者の塩分摂取量と腸内細菌叢への影響について検討した。

 

被検者239例を対象に腸内細菌叢のパターンでタイプ1と2に分け、

 

また、塩分摂取量の高い群と低い群の2群に分け、それらを組み合わせて計4つの群に分けて比較した。

 

その結果、各群の高血圧の有病率は、食塩摂取量が多い群のエンテロタイプ1では49.4%タイプ2では46.7%と有意差はなかった。

 

一方、食塩が少ない群では、エンテロタイプ 1 が 47.0%、エンテロタイプ 2 が 27.0%と両群に有意差が認められた。



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