2022/07/26

心臓疾患最新情報



新型コロナ感染後の大学生の運動選手2.3%に心筋炎

心筋炎は運動選手の突然死の主要な原因となっている。

また新型コロナウイルスへの感染で心筋炎が引き起こされることが知られている。

そこで米国の大学スポーツリーグBig Ten Conferenceは、加盟校の全選手に対し新型コロナウイルス感染後の競技への復帰条件として、心臓MRIを含む包括的心臓検査を義務付けている。

2020年3月1日~同年12月15日に新型コロナウイルス陽性と判定され、心臓検査を受けた13校の運動選手1,597例(男性60.4%)が対象となった。

心筋炎の診断については、

3 種類:
症候性心筋炎(症状あり)、
検査で異常所見のみられた無症候性心筋炎、
検査で異常所見のなかった無症候性心筋炎に分類した。

結果、心筋炎と診断された選手は37例(2.3%)、そのうち 73%が男性であった。