2022/08/09

心臓疾患最新情報



降圧薬の長期使用によりがんリスク上昇
降圧薬とがんとの関係については、発がん作用のあるものもあれば、

発がん抑制作用のあるものもある。

 

本研究では、日本人を対象に10年もの長期にわたる降圧薬の服用と発がんについて、

 

大規模前向き研究(JPHC)のデータを用い検討した。

 

降圧薬の服用状況別に

4群(服用なし群・5 年未満服用群・5~10年服用群・10 年以上服用群)に分け、

 

がんの罹患リスクを調べた。

 

その結果、服用期間の違いと全がんの発生率とに有意な違いがみられた。

 

がんの部位別では、服用なし群と比べた10年以上服用群の発がんリスクは、大腸がん(ハザード比1.18)、腎臓がん(同2.14)で有意に高かった。

 

5~10年の服用群では腎臓がん(同3.76)で有意に高かった。

今回の日本の大規模コホート研究により、
降圧薬の長期使用は大腸がんおよび腎臓がんの

リスク上昇と関連することが示唆された。

降圧剤だけではないですが薬は体内に熱を発生させます。

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