2022/03/22

心臓疾患最新情報

アトピー性皮膚炎で心臓血管病リスク上昇

 


成人のアトピー性皮膚炎と心臓血管病のリスクについて、アトピー性皮膚炎の重症度や活動性との関連も含め、地域住民の研究を実施し検討した。

 

1998~2015年の英国の電子診療録および国家統計局のデータを用い、成人のアトピー性皮膚炎患者387,439例(アトピー性皮膚炎群)と、年齢・性・受診医院・暦を一致させたアトピー性皮膚炎のない1,528,477例が対象となった。

 

年齢平均は43歳、女性は66%であった、約5年の追跡の結果、アトピー性皮膚炎群は対照群に比べ、非致死的心臓血管病リスクが10~20%高かった。

 

アトピー性皮膚炎の重症度は心臓血管転帰のリスクと強い関連を示し、重症者では対照群と比べて脳卒中のリスクが%高く、心臓血管病死のリスクは40~50%上昇、心不全のリスクは70%高かった。

 

追跡期間の半分を超えてアトピー性皮膚炎が活動性であった人も心臓血管転帰のリスクが高かった。

 


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