2022/04/12

心臓疾患最新情報



基準値以下の高血圧でも心不全リスクは高い

 

心不全および心房細動の患者数は世界的に増大している。

 

2017年に米国心臓病学会(以下、ACC)および米国心臓協会(以下、AHA)が高血圧の診断基準値を引き下げ、収縮期血圧を 130mmHg 以上、拡張期血圧を 90mmHg 以上とし、

 

ステージ 1 高血圧を収縮期血圧 130~139mmHg/拡張期血圧 80~89mmHg、

 

ステージ 2 高血圧を同 140mmHg 以上/90mmHg 以上と定義している(日本の高血圧診断基準値は同140mmHg 以上/90mmHg 以上)

 

しかし、これらの基準値の妥当性については議論が続いている。

 

そこで本研究では、ACC/AHA の定めるステージ 1 高血圧の患者における心不全および心房細動の発症リスクについて検討した。

 

2005~2018 年に日本の健診・レセプトデータベースに登録され、降圧薬の内服や循環器疾患の既往のある人を除外した 2,196,437 例(平均年齢 44 歳、男性 58.4%)を対象に解析した。

 


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