睡眠は、その量と質の両方とも頻繁に論議される健康関連の話題の一つだ。
友人や親戚にどれだけの頻度で
「ぐったりだ、夜遅くまで眠れなくて」と言っているだろうか?
複数の調査によると、
米国の成人の3分の1以上がいつもぐっすり眠れず、
何百万人もが寝つきの悪さや眠りの浅さに苦労していることがわかった。
リモートワークで、多くの人は自由になる時間が増えたが、
同時に思わぬ時間や予期していない時に
メール、テキスト(メッセージ)、ズームで呼び出しがあり、
四六時中ずっと仕事時間になった。
その仕事がストレスに値するのか、どうすれば今後の職業生活を変えられるか、
あれこれ考えているうちに眠れなくなった人たちもいる。
米ノースウェスタン大学医学部と
ライス大学の研究者による2019年の調査では、
寝不足を訴えて嘆き悲しむ人は、
慢性的な全身性の炎症を抱えていたことがわかった。
これは、心臓病やがんを発症する可能性を高める。
睡眠不足の人の主な不満は、倦怠(けんたい)感が続くことかもしれない。
睡眠不足は、心臓病や高血圧、脳卒中、2型糖尿病を発症するリスクを高める。
それは思考を混乱させるし、エネルギーを消耗させ、
イライラしやすくさせ、性欲を弱める。