2017/12/27

十二月の養生法 心臓の症状 心臓病と肝臓病の関係について

今回は、例年忘年会でにぎわうこの季節に、アルコールの飲みすぎだけでなく食べ過ぎにも肝臓が関わり、それが心臓病にも大きく関与しているというお話をします。


糖質を摂り過ぎると、肝臓は糖質を貯蔵するのですが、肝臓の重量が1〜2割ほど増えます。

食事から摂った糖分の約4割から5割が肝臓に貯蔵され、残りが心臓を通って全身の細胞へ運ばれます。

脂肪肝や糖質が増えすぎることによる活性酸素などによって肝細胞の機能が邪魔されると貯蔵する機能が阻害されてしまいます。


食事を摂った後、貯蔵出来なかった分の糖は、食後高血糖となって表れてきます。

元気な肝臓はたくさんの糖を溜めておくことが出来ますが、脂肪肝などで疲れている肝臓は、貯蔵出来る量が限られてくるので血液中にあふれ出てしまうのです。


 正常に肝臓が貯蔵機能を果たしてくれていれば、食後2時間もたつと血糖値は落ち着いてきます。糖尿病の診断が下っていなくても、「食後2時間血糖値」が高くなっていれば、要注意です。

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