今回は「頸部静脈の怒張」についてです。
だいぶ暖かくなり、風がきつく肌寒いことが多いくなると心臓疾患には要注意の季節です。
というのは、風邪を引きやすくなりそこから急に心臓発作が生じることが多く見受けられるからです。
特に前触れはなく起こることが多いのですが、頚部の静脈が大きく浮き上がっていることも一つの指標です。
身体を巡る血液は、4つある心臓の部屋のうち右心房という部屋に入っていくのですが、
その部屋の弁やその周辺の組織が異常を起こして、部屋の内部で血液が滞留すると
比較的身体の表面に浮き出ている頚部静脈が膨隆しさらにクッキリと見えてきます。