2013/07/19

やる気について

 今日で一学期も終わり、子供さんが学校に行かなくてもいい魔の夏休みがやってくる。

 このコラムを見ているあなたはきっと、大人であるはずだから。巷や家の中には、無秩序に遊ぶ子供たちがあふれ、なんとなくオフモードになっているはず。

だからこんな時だからこそ

今回は仕事に関連して。

やる気について。

 一般的に考えられているのとは逆で、やる気は、うまくいくと下がる。

 もしあなたが、仕事がうまく行き、お金にも余裕があるというような・・・・・・・・・・状態になっていれば、

 やる気が下がってる可能性は高い。

そうじゃないだろうか?ある程度経験と技術もついて、職場でそれなりの地位も確保し、隣人や家庭環境もうまくいっていて自分の持ってる100%の能力を発揮しなくても、7割、8割くらい出すだけで、それなりの結果が出てしまう…

 こんな状況になると、人は必ずやる気が下がる。普通の人は、うまくいっているのだからいいじゃん!と言うかもしれない。しかし、経験した人はよくわかってる。このような状態がどれだけつまらなく、どれだけ欲求不満が溜まるか、

 一方で、お金もなく人手もない状態から、ガンバって目標を達成したい、お店の売上をここまで上げたい、そう思って必死になっている時の方が、やる気も高く、充実感もある。

 

 私たち人間は、不器用だけどがむしゃらに最大限の力を出そうと思っている時ほど、充実感を感じるのじゃないだろうか。100%やろうと思ってやったところで、あまり達成感は得られず、ゴールには届いていないのだ。

だからないところを無理やり届かせるように努力する。

そこに充実感があり、最高の状態となると思う。

小さな子どもの頃を思い出すと、子供同士でよくケンカをしていた。少しでもあいつより強くなってやろう、なぜ負けるんだろうってがむしゃらになってた、

いや、実はいじめられた時もあって、なんとかして虐められないように身体を鍛えて、負かしてやろうっていつも思ってた、小学校の時。

あの頃は、落ち込みもしたが毎日時間が早かった、、、

喧嘩は強くこそなりはしなかったが、負けないようになった。

あなたも経験があるだろう、この頃はやる気に満ちていたのだ。思い出せばいい。

 やる気を下げない、最大の秘訣は、、

 目の前の仕事に全力で取り組むことである。中途半端はいけない。中途半端でも結果は出るかもしれない、でも、充実感は味わえない。

中途半端でもお金は儲けれるかもしれない、でも、やる気は上がらない…

  自分の限界に挑戦するとき、自分の限界を拡げようと努力するとき、やる気は上がる。やる気が上がるか ら、努力するのではない。やる気なんてのは結果論であって、自分でコントロールできるものではないし、測定できる類のものでもない。やる気なんてもの は、明確にはこの世に存在しない。

 コントロールできるのは、自分の、仕事に取り組む態度である。目の前の事に取り組む姿勢である。

 前述した子供時代のように、がむしゃらに生きることがやる気を生む。

 

目の前の事に全力を尽くしても、尽くさなくても、時間は同じように流れていく、しかし、その濃さは全く違う。充実感は全く違う。

 人が人生に求めるものは充実感ではないか。

 成功した方がその大金で豪遊する人とかいるが、それは充実感のない虚しさを埋めているのではないか?と思う。

能力を持て余して、仕事に毎日に充実感を感じられなくなっているのではないかと。

 仕事のやる気を高めるための秘訣は、仕事をするしかない。目の前の仕事に全力を尽くすしかない。いくら稼いだとかいくら売上たとかそんな事ではなく、前回の自分を超えるために、前回の仕事を超えるために、ベストを尽くすしかない。

 「どうしてもやる気が上がらない時」

 そんな時は日々精進していれば、普通は来ない。しかし来たとしたら、まずゆっくり寝て、健康状態を整え、目の前の仕事に全力の自分を捧げるのみ。やる気なんか気にする必要はない。

 どうしてもやる気の起きない場合は、転職を勧めるが、大抵の仕事は一生懸命やればやるほどオモシロくなる。なので、まずは全力で目の前の事に取り組むべきだ。