2013/08/29

本当の自分と鏡の自分

 あなたは、本当の自分を知っているだろうか?
 
 
 
 
いや、自分が他人からどう見えているか知っているだろうか?
 
自分が知ってる自分と他人から見える自分とでは、
 
だいぶ違うということを知っているだろうか?
 
意外にもほとんどの人は、ほとんど気が付いていない。
 
 
 
 
 
 
 
 
普通に考えれば自分のことは、
 
自分が一番知っているはずなのに、全然違うとは
 
変な話である。
 
しかし、事実なのである。
 
 
 
 
 
 
例えば、
 
反転鏡というものがある。
 
 
 
 
 
 
反転鏡とは
 
鏡に映ったモノを
 
さらにもう一度別の鏡に反射させる鏡である。
 
 
 
 
 
 
簡単にいうと
 
他人から見た自分を
 
ありのまま映しだす鏡なのだ。
 
 
 
 
 
 
この反転鏡で見るとよく分かるが、
 
普段、自分の顔が鏡で見ている自分と
 
少し違う顔をしていることに気付く。
 
 
 
 
 
目や鼻や口の角度も微妙に違っていて
 
女性だと髪の分け目も逆だ。
 
すごい違和感を覚えてしまう。
 
 
 
 
 
 
極端な話、朝、鏡の前で30分頑張っても
 
反転鏡で見ると大変残念な結果になる
 
なんてことだってありうるわけだ。
 
 
 
 
 
 
そしていかに「鏡に映った自分」が
 
他人が見えている姿と違っている
 
ということを思い知らされる。
 
 
 
 
 
 
考えてみるとあたりまえだが、
 
鏡に映っている自分と他人が見ている自分は
 
似ているようでちょっと違う。
 
 
 
 
 
 
ところが、私たちはなぜだか
 
鏡に映っている自分が他人が見ている自分だ
 
と思い込んでしまっているのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これは毎日のように鏡の自分を見ることで
 
ある種の自己暗示にかかった状態だからと言える。
 
 
 
 
 
 
 
鏡に映っている自分が自分である
 
と勝手に思い込んでしまっているのである。
 
(ある意味、正しいのだが)
 
 
 
 
 
この思い込みは他人から見た自分が実はちょっと違う
 
という事実を見えなくしてしまっている。
 
 
 
 
 
 
そして、この自己暗示は
 
何も外見の話だけではない。
 
 
 
 
 
 
 
人は内面についても
 
同じように思い込みをしている。
 
 
 
・どうせ無理だろう
 
・自分には向いていない
 
・いつも自分は運が悪い
 
 
 
 
 
もし、少しでもこんな風に思ったことがあるなら
 
それは鏡に映った自分が本当の自分だと思い込んでいるのと
 
同じ考えのワナにハマっている可能性がある。
 
 
 
 
 
 
 
 
反転鏡に映る自分がそうであるように
 
内面についても思っている自分と
 
本当の自分は必ずしも同じではない。
 
 
 
 
 
 
 
 
反転鏡のような道具を使えば
 
他人から見える自分と自分が思っている自分の誤差を
 
簡単に直すことができるだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
同じように本当の内面に気付けば
 
自分についての新たな発見や
 
思いも寄らなかった意外な事実が
 
もっとたくさん見つかるかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もっとよく自分を知って自己暗示を解くのも
 
一つの道、今のままの自分を貫くのも一つの道である。
 
あなたはどちらの道を進む?