主人の心臓疾患に思い悩んでこのホームページを見つけました。

 

Q:

 昨年8月頃歩くのが異常に遅くなりどうしたのかと思っていると、ある夜、胸が苦しく横になれないとベットに座っておりました。ホームドクターには胸のレントゲンで肺の下の方に水がたまっている、血圧が高いと言われ、血圧を下げる4種類のクスリを処方されました。主人はクスリは良くないと自分で調整して飲んでいましたが・・・

今月に入り、眠れない夜が続き、足もひどく腫れたりして症状がひどくなり、ホームドクターの紹介状を頂き、日赤病院で血液検査、心電図、超音波、胸のレントゲン検査を受けました。それでも良く分からずBNPが異常に高い(1800) (心臓に負担がかかると高くなる値 正常では20pg/ml)、心臓が肥大していて27%くらいしか機能していないようなことを言われました。さらに詳しく調べるためには冠動脈造影検査があるとのお話でした。主人は検査を希望していますが・・私は被爆が心配です。

今年1月にはひどい吐き気と下痢で緊急で病院に行き、MRI、超音波、直腸内視鏡、内視鏡が上手く行かず、バリューム検査(この症状も原因不明のままです)と今回はすでに沢山の検査を受けています。なんとか東洋医学で症状を緩和する事が出来ないものかと思っています。よろしくお願いします。

 

A:

 当院心臓疾患ホームページへの御連絡ありがとうございます。
御主人が急にそうなられて御心配な気持ちは良く分かります。
こちらから考えられることを簡単ではありますが述べさせていただきます。

 東洋医学で言う心火が盛んになっていて心臓の負担が過剰になり、肺機能も影響を受け、さらに心火を消そうと肝臓や腎臓の体液が消耗されていまい、下半身の力が入らなくなってきているのだと思います。

心火の原因は、おそらく相当なプレッシャーが長年かかっていたのではないかと思います。まず、しっかりと睡眠をとれるように呼吸を楽にし、痛みがあればその不快感を除くように持って行きます。

治療の予後ですが、明らかな変化が表れてくる時期は、受けられる方の体力次第なので、元気な方だと早い方でその日に体調の変化が見られてきます。

ただ、睡眠状態が悪いとまずその回復に治療の比重が高まりますので、少し時間がかかると思います。逆にいえば、睡眠が改善してくると一気に改善してきます。これは明らかです。

ですが、睡眠薬などを服用してもそれは体液の消耗が解消されて睡眠がとれるわけではないので、慢性的に服用するのはお勧めしません。

鍼灸治療は初めてでしょうか?痛みは本当にない治療です。遠方の方は、可能な限り宿泊していただき、詰めて通われることをお勧めします。