3年ほど前にパニック障害と診断されパキシルを飲んでいる

Q:

 のですがここ3か月前に思い切ってある鍼灸院に行き薬をやめてみました。ですが、3か月の間に息苦しさ、胸の圧迫感、めまい、立ちくらみなどがでたり治ったりしている中で最後は家でパニック発作がでてどうしようもなくなり結局止めていたパキシルを再開しました。


 今はもう薬を再開して症状は落ち着いたのですが首コリ肩こり背中痛がひどいのでまた針治療を考えているのですがパニック障害は治りますでしょうか?

A:

 やわらぎ江坂治療院 院長の中島と申します。
薬剤師の知り合いがおりまして、話をよく聞いております。

パキシル等の強い安定剤を用いた場合非常に依存性が強く、急激に中止してしまうと仰るとおりの症 状が現れてしまいます。

 当院でも何人か服用されている方がいましたが、血圧の薬と同じようにいきなり中止すると急激な血圧上昇が起こり、急死にいたる場合 もあり非常に危険なことだと感じております。


 まずパニック障害に起こる際に共通する症状として非常にのぼせやすいということがあります。首コリ肩こり背中痛や頭痛・吐き気・花粉症・扁桃腺や目の症状 などの上半身の症状をお持ちの方がほとんどです。もし、ない方があるとすれば隠れていて治って行く際に現れてくる場合もあります。

 このような症状を見落とさず、しっかり治療していくことでパニック障害の大本であるのぼせの状態を治療することに繋がってきます。その際パキシルなどの強い薬剤は徐々に薬効の低いモノに変えていくか、頻度を徐々に少なくして対処すべきで急に止めてはいけません。

 パニック障害は非常に治すのに根気がいる病気ですが必ず治っていきます。当院でも多くはありませんが、根治しております。
希望をお持ちになって来院されてください。