子宮筋腫
大きな筋腫は無理ですが、小さなものは消失する可能性があります。
市販の鎮痛剤では効かない痛みには即効性があります。
病院ではよく、「大きいのがありますが、特に他の臓器を圧迫している事はないようなので、特に処置する事はありません。」と良心的に言われるこの病気。
確かに、あるからといって、取ってしまわないのは身体にとって非常に良い事だとは思います。
しかし、たとえば若いのに更年期障害みたいな突然発 汗したり、顔が熱くなったりがする、頭痛・肩凝りが慢性的になってしまい、耳鳴りや吐き気や目の症状などの頭の症状が季節の変わり目や、ストレスの多い時
期にすごく目立ってきている・・・最近生理の量が減ってきている・・・こういう症状もおありの方は、それらの原因が子宮筋腫にあるとしたら・・・。
鍼灸でお医者さんもビックリするほど小さくなることがあります。
子宮筋腫はなぜできるの?
筋腫は、もともと子宮の筋肉の中にできると考えられています。それが成長してくると、筋腫の周りにある普通の筋肉が筋腫を周りから締め付けるように縮もうとします。
この過程で、筋腫全体を包みこむように子宮の筋肉が縮むため球形になり、筋腫の中の細胞は渦巻状に走っています。
東洋医学的に考えると、簡単にいうと、子宮の筋肉に常時緊張があり、それが高じて熱が生じて周りの筋肉を巻き込み大きくなるのです。
ストレスからくる生理痛など元々の体質として持っている方や、若い時に激しいスポーツを繰り返し行っていた方は、下半身の緊張が慢性に続いているので、筋腫になりやすいといえます。
子宮筋腫にならないように注意することは?
筋腫は結局、東洋医学的には精神的もしくは肉体的な過緊張が原因ですから、緩めることが一番の解決方法です。
緊張の原因は、過去のトラウマや葛藤など心的な場合は、積極的に向き合って自分自身を許すことが肝要です。肉体的に身体を酷使しないといけないような心の状態の方も同じといえます。
それとは別に発散する意味で身体を動かしている方であっても、身体に滞った血液を溜めていると筋腫になることがあります。
その場合には、腰痛や臀部痛・下肢痛・生理痛などといった下半身の症状に対して充分なストレッチを行って身体を緩めることです。子宮筋に熱がこもらないように血液循環を良くしておくことが大切です。
鍼灸治療は、血液循環を良くするだけではなく、頑固な筋腫の熱に対して作用し滞った血の元から動かして行きます。
当院では、子宮筋腫に対しては、漢方薬を紹介します。(販売はしていません)
どうやって治療するの?
当院は、鍼灸専門治療院です。その他の手技や整体・マッサージなどは行わず鍼と灸だけで治療して行きます。子宮に直接鍼をするわけではないので、鍼によって硬くなったり筋腫が大きくなることはありません。
鍼って痛いんですよね・・・怖いです・・・
鍼は一般の鍼灸院で用いる鍼管を全く用いないのでチクリともせず、患部に非常にソフトに刺入することを可能にしました。これにより、3〜5歳くらいの痛みに敏感なお子様でも安心して鍼を受けることができます。
鍼管を使うと、「チクチクして不快な感じがする」と鍼の苦手な方は敬遠されることが多く、また、鍼と皮膚の接触の微妙ななじませ合いが出来ずに治療もうまくいかない最大の原因が生じるので当院では開業時から使用していません。
なお、当院ではすべてディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。
たくさん鍼を打たれるんじゃないかと不安です・・・
一般の鍼灸院では、確かにやたらと鍼をうちますね。全身療法だと言って身体全身に打つことを良かれとしていますが、
当院では全く異なる考えで治療をしていますので、鍼は基本1か所です。多くて2か所。急性の病や熱発していて身体が元気な場合には、その場合だけ5〜6か所に治療する場合もあります。
お灸は熱そうだし痕になりそうで・・・
灸は、一般の治療院では灸点紙というものや、温灸を使って治療するところが多いのですが、治療効果はやはり直接施灸する場合にかなり劣ります。
それでも良ければ、温灸による施灸も選択肢としてありますが、ご自分で施灸する場合にはお勧めしますが、当院での治療は基本的に直接灸です。
ただし、米粒の半分の大きさでチクっとするくらいの刺激です。一瞬で終わりますので安心です。痕がやや残ることはありますのですが、ほとんど足か腰部の目立たないところなのです。
温灸か直接灸かは相談の上となります。
治療費(消費税別)
初診時には初診料4,000円が別途かかります。
高校生以上 6,000円
乳幼児 3,000円