ムチウチ症

その首の痛み、一生取れないと思っていませんか?

こんな症状でお悩みの方、お越しください。

交通事故の後遺症が全然治らない・・・

病院に行っても牽引だけ・・・半年経っても治らない・・・

首の関節を鳴らしてから調子が悪い・・・

ムチウチ症とは

 正式名称は「外傷性頸部症候群」といって、交通事故やスポーツによる障害により首とその周辺の打ち身、捻挫、骨折、頭の外傷のことです。また、最近では整体やカイロプラクティック等で不適切な施術を受けることで発症してしまうという事例も増えてます。場合によっては、脳が損傷を受けることで麻痺や脳障害が出ることもあります。

 症状としては、患部の痛みやこりだけでなく、耳鳴りや目眩、頭痛、吐き気、食欲不振という不定愁訴を訴えることも多いです。

 レントゲンにて異常が認められなければ、患部への物理療法で治療することが多いですが、不定愁訴に対しては、昔から鍼灸治療の効果が認められております。

ムチウチ症はなぜ起こるの?

 交通事故やスポーツで、鞭がしなるような感じで激しく頭が前後に大きく揺さぶられることが原因となることがほとんどです。

 また、整体やカイロプラクティックといった施設で、ボキッという音を鳴らすための無理な施術や不適切な施術により発症することも増えており、近年問題となっています。


東洋医学ではどう考えるの?

 東洋医学的に解説すると、首の後ろは太陽膀胱経が支配しています。これはそのまま下まで行って腰から太ももの後ろ、かかとのあたりまでずっと支配しています。

 なので、治療にはこの流れの調整を行うツボを用いていきます。具体的には、頭のてっぺんにある百会というツボや、足にある申脈などを使うことが多いです。

 ムチウチの症状は、頚部に症状があるため気が上りやすくなるために、精神的な苛立ちが非常に強く関係してきます。物理的に傷めた状態であっても、やはり怒りという感情は熱を生み出し、痛みを増幅させるようです。加害者との示談交渉や日常の仕事など、苛立ちを感じることは多いものです。

 治療においては、患者さんの心の状態をよくよく理解し、スピーディーに痛みをとってあげることが第一となります。

 鍼治療をすると、身体の上部の熱も冷ますために、イライラも一気に減ってきて仕事のはかどり具合も良くなり、ストレスの解消につながり全てが良い方向へ回ってきます。

 また、痛みで長らく睡眠がとれていない場合、治りは極端に悪くなりますので、治療して眠くなっていく場合は非常に治療効果が高くなります。

症例を一部紹介します 【交通事故によるムチウチ症】

初診日 平成19年12月1日
患者 女性 39歳 153cm 45kg 既婚 教育関係の仕事
主訴 交通事故によるムチウチ症(左側頭部痛、左側頸肩部痛)
病歴 昨年10月追突事故により左側頭部痛、左側頸肩部痛が発症し、これらがきつい時には、めまい、左側難聴が発症した。
診断

元々ストレスを受けやすく「気」の巡りが悪かった所に事故の刺激が加わり、さらに「気」が巡らなくなった為、発症したと診断した。

治療 一回の治療で1〜2個の少数のツボ(百会、照海、後けい)を適宜選んで刺針した。
経過

2診目12月3日 頭部、頸肩部痛が10→5(初診時の症状を10として)
7診目12月17日 車の運転をしていて頭部、頸肩部痛悪化、治療後マシになる
14診目12月29日 頭部、頸肩部痛は少しある

現在の状態 1ヶ月でほぼムチウチの症状は消失して半年後も痛みは出てなく、体調管理に継続治療しておられた。


その他様々な症例は

こちらから参照いただけます。



どうやって治療するの?

 当院は、鍼灸専門治療院です。その他の手技や整体・マッサージなどは行わず鍼と灸だけで治療して行きます。

鍼って痛いんですよね・・・怖いです・・・

 鍼は一般の鍼灸院で用いる鍼管を全く用いないのでチクリともせず、患部に非常にソフトに刺入することを可能にしました。これにより、3〜5歳くらいの痛みに敏感なお子様でも安心して鍼を受けることができます。

 鍼管を使うと、「チクチクして不快な感じがする」と鍼の苦手な方は敬遠されることが多く、また、鍼と皮膚の接触の微妙ななじませ合いが出来ずに治療もうまくいかない最大の原因が生じるので当院では開業時から使用していません。

 なお、当院ではすべてディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。

たくさん鍼を打たれるんじゃないかと不安です・・・

 一般の鍼灸院では、確かにやたらと鍼をうちますね。全身療法だと言って身体全身に打つことを良かれとしていますが、

 当院では全く異なる考えで治療をしていますので、鍼は基本1か所です。多くて2か所。急性の病や熱発していて身体が元気な場合には、その場合だけ5〜6か所に治療する場合もあります。

お灸は熱そうだし痕になりそうで・・・

 灸は、一般の治療院では灸点紙というものや、温灸を使って治療するところが多いのですが、治療効果はやはり直接施灸する場合にかなり劣ります。

 それでも良ければ、温灸による施灸も選択肢としてありますが、ご自分で施灸する場合にはお勧めしますが、当院での治療は基本的に直接灸です。

 ただし、米粒の半分の大きさでチクっとするくらいの刺激です。一瞬で終わりますので安心です。痕がやや残ることはありますのですが、ほとんど足か腰部の目立たないところなのです。

 温灸か直接灸かは相談の上となります。

治療費(消費税別)

 初診時には初診料4,000円が別途かかります。 

 高校生以上  6,000円

 乳幼児    3,000円