妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

症状の前兆が全くない・・・急に入院とか・・・困ってしまう。そんなことにならないために。

こんな症状でお悩みの方、お越しください。

妊娠3カ月、血圧が上がってきた・・・
身体のむくみが気になる・・・これって妊娠中毒?

高齢妊娠、無事出産できるか不安・・・

妊娠高血圧症候群とは

 以前は妊娠中毒症と呼ばれていましたが、現在は産婦人科学会により妊娠高血圧症候群と改められました。

 妊娠20週以降から高血圧になり、産後12週までに正常に戻ります。高血圧に前後してタンパク尿が出る事もあります。だいたい20人に1人くらいの割合で発症するようです。

 なお、以前は、むくみも妊娠中毒症の症状であるとされていましたが、妊娠高血圧症候群に改める際に、症状からはずれたようです。

妊娠高血圧症候群はなぜ起こるの?

 原因はまだ解明されていませんが、もともと糖尿病や高血圧、腎臓病という病気をもっている場合や、肥満、高齢出産、双子、初産婦といった場合も発症しやすいようです。最近では、胎盤の異常によるという説もあります。

東洋医学ではどう考えて治療するの?

 妊娠時に高血圧となることを東洋医学ではどう考えるのでしょうか?

 妊娠20週以降から高血圧になるというのは、胎児の肉体としての完成がある程度成った時期と重なり、そこからは母体の胎児へのエネルギーの供給が余剰となりやすくなります。エネルギーの供給が余剰になると滞りを生み、エネルギーの滞りは熱を生みます。元々母親が甘いものやチョコや肉食などが好きだったり、ストレスを溜めやすい性格の人が、体内に熱を溜めやすくなり、高血圧になりやすくなります。

 妊娠中の産後12週までに正常に戻るのは、肝臓や腎臓などが正常な状態な時で、やや腎臓に負担がかかる状態になった場合に、タンパク尿が出る事もあります。

 なぜ、肝臓や腎臓に負担がかかるかというと、肝臓は血液をストックして置く内臓で、腎臓は血液が消耗した際に変換する精を蓄えて置く内臓だからで、長い期間高血圧になっていると熱による肝や腎の血や精が消耗して、弱ってくるからです。

 なので、さらに重症化すると、けいれん発作や脳出血、肝臓や腎臓の障害、さらには胎児の発育不全や常位胎盤早期剥離、胎児機能不全、最悪の場合は胎児死亡という大変危険な状態になります。

どうやって治療するの?

 当院は、鍼灸専門治療院です。その他の手技や整体・マッサージなどは行わず鍼と灸だけで治療して行きます。

鍼って痛いんですよね・・・怖いです・・・

 鍼は一般の鍼灸院で用いる鍼管を全く用いないのでチクリともせず、患部に非常にソフトに刺入することを可能にしました。これにより、3〜5歳くらいの痛みに敏感なお子様でも安心して鍼を受けることができます。

 鍼管を使うと、「チクチクして不快な感じがする」と鍼の苦手な方は敬遠されることが多く、また、鍼と皮膚の接触の微妙ななじませ合いが出来ずに治療もうまくいかない最大の原因が生じるので当院では開業時から使用していません。

 なお、当院ではすべてディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。

たくさん鍼を打たれるんじゃないかと不安です・・・

 一般の鍼灸院では、確かにやたらと鍼をうちますね。全身療法だと言って身体全身に打つことを良かれとしていますが、

 当院では全く異なる考えで治療をしていますので、鍼は基本1か所です。多くて2か所。急性の病や熱発していて身体が元気な場合には、その場合だけ5〜6か所に治療する場合もあります。

お灸は熱そうだし痕になりそうで・・・

 灸は、一般の治療院では灸点紙というものや、温灸を使って治療するところが多いのですが、治療効果はやはり直接施灸する場合にかなり劣ります。

 それでも良ければ、温灸による施灸も選択肢としてありますが、ご自分で施灸する場合にはお勧めしますが、当院での治療は基本的に直接灸です。

 ただし、米粒の半分の大きさでチクっとするくらいの刺激です。一瞬で終わりますので安心です。痕がやや残ることはありますのですが、ほとんど足か腰部の目立たないところなのです。

 温灸か直接灸かは相談の上となります。

治療費(消費税別)

 初診時には初診料4,000円が別途かかります。 

 高校生以上  6,000円

 乳幼児    3,000円